内容説明
最近、人里や市街地などに出没するクマによる事故が増えてきた。里山の荒廃が進み、クマと人間との生活領域が近づいてきたからだという。こうした事故のなかから、山菜採りや登山者などが遭遇した事例7件を取り上げて検証。さらに1970年、世間に大きな衝撃を与えた日高カムイエクウチカウシ山のヒグマ襲撃事故の実態や地元猟師へのインタビュー、専門家による生態の解明と対処法など、クマの事故を未然に防ぐ方策を探る。
目次
第1章 日高・カムイエクウチカウシ山のヒグマ襲撃事故
第2章 インタビュー 地元猟師が語る、秩父のクマの今
第3章 近年のクマ襲撃事故(雪山に出没したクマ(上越国境・仙ノ倉山)
畳平駐車場襲撃事故(北アルプス・乗鞍岳)
休日の山頂付近に現われたクマ(奥多摩・川苔山)
子連れグマ襲撃事故(滋賀・高島トレイル)
山菜取りの連続襲撃事故(秋田県鹿角市の山林)
里山に出没したクマ(奥武蔵・笠山)
山スキーでクマと遭遇(北アルプス・栂池自然園))
第4章 クマの生態と遭遇時の対処法(ツキノワグマとヒグマの生態;最近のクマの出没と事故;人身事故増加の背景;クマとの付き合い)
著者等紹介
羽根田治[ハネダオサム]
1961年、さいたま市出身。フリーライター。山岳遭難や登山技術に関する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆を続けている。2013年より長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行なっている。日本山岳会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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