内容説明
厳冬期の前穂高東壁に挑む小坂乙彦と魚津恭太。しかし切れるはずのないザイルが切れて小坂は墜死した。井上靖の国民的小説『氷壁』全十一章のなかから、山岳描写が濃厚な第三章を抜粋して収録するほか、加藤薫、夢枕獏、熊谷達也、新田次郎、真保裕一、笹本稜平の傑作を、読書の達人・書評の第一人者として名高い編者が厳選。
著者等紹介
北上次郎[キタガミジロウ]
1946年東京都生まれ。明治大学文学部卒業。1976年、目黒孝二として椎名誠らと「本の雑誌」創刊。2000年まで「本の雑誌」発行人を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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