内容説明
遠野、西和賀、三陸など、主に岩手の渓流で釣り人が出会った人や魚とのふれあいを描く傑作エッセイ集。不思議、人情、酔狂そして畏怖。息づかい伝わる筆致で地元民との軽やかな交流が描かれ、そこから新たな物語が紡ぎ出されていく。一九九三年から二〇〇〇年に書かれた第一部に加え、自身の釣り半生を振り返った「追憶の遠野行」と、本文庫のために書き下ろした「蝉しぐれ」からなる第二部を収録。
目次
第1部(狼の渓;拾った四十四センチ;鴨ドロボウ;風の釣り;屁っぴり虫;マムシ;バス停;玉蜀黍 ほか)
第2部(追憶の遠野行;蝉しぐれ)
著者等紹介
村田久[ムラタヒサシ]
1942年、北海道生まれ。エッセイストとして活動するほか、アウトドアインストラクターとして講演やシンポジウムで幅広く活躍。著書に『家を抜け出し、川に佇つ』(平成22年度岩手県芸術選奨受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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