内容説明
バリ島には「神の山」があって、そこに登ればこれまでのすべての悪事がゴハサンになるという。それを聞きつけたあやしい探検隊の面々は、穏やかな風吹く神秘の島へ。いきなり突撃した神の山アグンで森厳さに祈り、ケチャの迫力に洗脳され、女性の美しさを喜び…。神は彼らを許してくれたのだろうか?
目次
第1章 ポンポコ島のジャランポラン作戦
第2章 神の山アグンにいきなり突撃
第3章 わらわら族との遭遇
第4章 お笑いアマンダリ
第5章 ケチャに洗脳される
第6章 充たされぬ愛・熱夜の煩悶
第7章 神はわしらを許してくれたか?
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年東京都生まれ。作家。1979年より、小説、エツセイ、ルポなどの作家活動に入る。旅の本も数多く、モンゴルやパタゴニア、シベリアなどへの探検、冒険ものなどを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
25
○バリ島の自然、人情、食物、お酒を満喫しています。本当に楽しそうな旅であり、読んでいてもいい気分になります。2022/09/13
あんこ
14
椎名誠の旅行エッセイを読むととにかくビールが飲みたくなる。お花見でお弁当とビール飲みながら読んでやろうと目論んだものの、寒くて風が冷たくてビールなんて飲む気にもならなかった日曜日であった。南国でビール飲みながら読書なんて最高だろうなあ。2019/03/31
鰍メバル
6
今から20年程前に椎名隊長率いるあやしい探検隊がバリ島”神の山”登山隊としてバリ島を2週間かけて探検したお話である。読んでいただければ判ります。こんなにも椎名さんがバリ島の人を音楽を文化を風土を文句なしに気に入っている様子が。ケチャやガムランの音楽が聞こえてくるようです。ブサキ寺院の向こうに神の山アグンが雲から顔をのぞかせている写真がとにかくかっこいいい。2019/06/04
yone
4
旅に出たいけど、なかなか行けない。そんな時シーナさんの本を読むと、ちょっと気が紛れるのだ。今回もオッさん達が、ビールを飲んで、蚊に刺されたり、山に登ったり。ああ、旅に出たい。2017/04/07
マイ
3
おじさんたちが罪を許してもらおうと祈る姿、滑稽。現地人?と思われるようなバックパッカーぶり、素敵。こういう旅はできないけど、羨ましい。2017/01/13