ヤマケイ文庫<br> 山と溪谷―田部重治選集

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ヤマケイ文庫
山と溪谷―田部重治選集

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  • サイズ A6判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635047364
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0175

内容説明

日本アルプスと奥秩父に大きな足跡を残した先駆者・田部重治。自然と精神の連関を英文学者の目で見つめ、山行と自己の感情をあるがままに綴った紀行と随想は戦前戦後を通じて広く読まれ、その人生観照の登山姿勢は多くの登山者に影響を与えてきた。膨大な著作の中から、田部重治の先蹤者としての登山と思索の道程に視点を置いて名作を精選。

目次

生い立ちの記―わが山旅五十年より
越中毛勝山
金峰山より雁坂峠まで
槍ヶ岳より日本海まで
笛吹川を溯る
毛勝山より剣岳まで
笛吹川より荒川へ
釜沢より甲武信岳へ登る
小川谷より朝日岳まで
朝日岳より白馬岳を経て針木峠に至る〔ほか〕

著者等紹介

田部重治[タナベジュウジ]
1884(明治17)年、富山県生まれ。東京帝国大学英文科卒業。ペイター、ワーズワース研究で知られ、海軍経理学校、東洋大学、法政大学などで教鞭をとる。二十代から三十代にかけて、木暮理太郎らと行なった北アルプス、奥秩父での先駆的登山で名高い。とくに1919(大正8)年、慶應義塾山岳会での講演「山は如何に予に影響しつつあるか」で表明した静観的な登山姿勢は登山界に大きな影響を与えた。日本山岳会名誉会員。1972年歿

近藤信行[コンドウノブユキ]
1931(昭和6)年、東京生まれ。学生時代から山に親しむ。早稲田大学大学院仏文科修士課程修了。中央公論社で「中央公論」「婦人公論」などの編集に携わった後、1969年、文芸雑誌「海」を創刊し編集長を務める。76年退社し、作家活動に入り、78年『小島烏水 山の風流使者伝』で大佛次郎賞を受賞。現在は山梨県立文学館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Sakie

15
『交通が今日ほど便利でなくて、山の地図が今日よりも不完全であったころ』の登山が最も楽しかったと懐古する。時代は明治から大正。無論、登山道も整備などされておらず、土地の猟師が足跡を幽かに残すだけ。目の前にどのような光景が現れるかわからない楽しみ、山に入れば自由を感じ、何か足りなくてもなんとかなると思える心持ちが清々しい。私が里山歩きを好きなのは、現代では逆に里山の方が手入れが届かず、判断力を試されてわくわくするからかもしれない。一日に50km余も歩けるのは草鞋のおかげ、靴では無理とのこと。草鞋履いてみたい。2021/11/19

ヒカル

2
草鞋を替えつつ登るってスゴい。紀行文に加えて登山についての持論も載っていてこちらも興味深い。自分は登山初心者ですが、日帰りじゃなくて山で寝泊まりしなきゃな~という気になりました。2012/05/26

ケイ

1
著者がどういった人か詳しくは知らなかったけど本文に登場する交遊関係者が揃いも揃って登山創成期を彩るビッグネームである事に驚いた。それらに肩を並べるだけあって、人がいないルートを選ぶなどその登山哲学も個性があって共感出来た。旧き良き時代の山を感じることの出来る貴重なエッセイ。2019/06/20

四色しおり

1
日本近代登山黎明期の有様をよく知ることができた。山は深い。ひたすらに登り続ける経験を持たねば、この記述に迫る体験はできないだろう。山の全部に神秘的な力を感ずるにはどこまで深みをかき分ければよいのか?2018/10/09

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