内容説明
本書には、インドのさまざまな地域がインドの歴史・文化の発展にいかに貢献したか、また同時に、違った宗教・信仰に属する人々がその発展にいかに貢献したかが描かれている。インドがその境界の外から思想や文化を喜んで吸収しようとしてきたこと、またインドに外国人が迎え入れられインドの風土に吸収されていったこと、さらに十七世紀の終わりまでに繁栄し続けたアジア諸地域間貿易の発展にインドが果たした役割なども、記述した。
目次
インドと世界
北インド・三王国の時代18~10世紀
チョーラ王国19~12世紀
社会経済生活、教育、そして宗教信仰1800~1200年
対立の時代―1000年頃~1200年
デリー・スルターン朝―1200~1400年
デリー・スルターン朝の統治、社会経済生活
ヴィジャヤナガル王国・バフマニー王国とポルトガル人の来航の時代1350~1565年〔ほか〕