出版社内容情報
19世紀前半のアジアにおける銀流通の基礎的知識と、銀が経済・社会へ与えた影響に関する最新の研究成果を紹介した論集。
19世紀前半のアジアにおける銀流通の基礎的知識と、「中国銀の流出はアヘン戦争によるものなのか」といった、銀が経済・社会へ与えた影響に関する最新の研究成果を紹介した論集。
豊岡 康史[トヨオカ ヤスフミ]
編集
大橋 厚子[オオハシ アツコ]
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内容説明
アヘン戦争直前、グローバルな銀の奔流に翻弄される中国と東南アジア。国際学術会議で展開された最新の経済史の議論を通じ、中国・東南アジアの近代の幕開けと世界経済の連環を読み解く。銀と世界経済史研究の最前線。
目次
第1部 中国(アヘン戦争前夜の「不況」―「道光不況」論争の背景;道光年間の中国におけるトロイの木馬―そして太平天国反乱期の銀とアヘンの流れに関する解釈;十九世紀前半における外国銀と中国国内経済;十九世紀中国における貨幣需要と銀供給)
第2部 東南アジア(銀の流通に学ぶ十九世紀前半の東南アジア諸国家の動向―域外貿易を重視した概説;近世ベトナムの経済と銀)
著者等紹介
豊岡康史[トヨオカヤスフミ]
信州大学学術研究院(人文科学系)准教授
大橋厚子[オオハシアツコ]
名古屋大学大学院国際開発研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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