内容説明
パリの民衆は革命をどう動かしたのか。食糧騒擾の時代に起こった二つの事件「ジェルミナルのドラマ」と「テルミドール9日のクーデタ」をとおして考える。
目次
研究史の現状と問題の所在
第1部 食糧と政治(食糧騒擾の時代;アンシャン・レジームにおける食糧騒擾;フランス革命における食糧騒擾;フランス革命期の食糧危機と経済統制)
第2部 革命政府と民衆的制度の形成(革命政府体制の形成;民衆的制度の形成;共和暦二年フリメール十四日の法令)
第3部 「ジェルミナルのドラマ」と「世論」(エベール派逮捕当日の「世論」;エベール派逮捕以前の「世論」;エベール派逮捕以後の「世論」;エベール派の処刑とその後;民衆的制度と「世論」;「ジェルミナルのドラマ」の帰結)
第4部 テルミドール九日のクーデタと四八セクション(テルミドール九日のクーデタと四八セクションの文民組織;テルミドール九日のクーデタと四八セクションの軍人組織)
フランス革命におけるデモクラシーのゆくえ
著者等紹介
松浦義弘[マツウラヨシヒロ]
1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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