東京大学東洋文化研究所研究報告<br> オスマン帝国史の諸相―東京大学東洋文化研究所研究報告

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東京大学東洋文化研究所研究報告
オスマン帝国史の諸相―東京大学東洋文化研究所研究報告

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  • サイズ A5判/ページ数 458p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634672253
  • NDC分類 226.6
  • Cコード C3022

目次

第1部 国際関係と交易(近代オスマン帝国の外交網の拡大過程―文化世界と近代西欧国際体制系への参入の型についての比較史的一考察 明治日本と清末中国との対比において;ヴェネツィア人領事が見たエジプトとその周辺―十六世紀の商業と行政をめぐって;オスマン帝国におけるフィレンツェ絹織物および毛織物の販売―十五世紀のセッリストーリ金箔会社の備忘録から ほか)
第2部 前近代のオスマン帝国(オスマン王統譜における始祖たちの変容―十六世紀初頭「奇妙な系譜」の成立とその意味;十八世紀後半オスマン朝の官僚機構における情報共有―勅令テキストの「通知(‘ilm¨uhaber)」についての一考察
オスマン朝の財政機構―十六‐十七世紀を中心に ほか)
第3部 帝国の西洋化改革から国民国家形成へ(オスマン帝国の制定法裁判所制度―ウラマーの役割を中心に;オスマン帝国の税制近代化と資産税―十九世紀前半のダマスカスの事例;オスマン帝国における「公教育」と非ムスリム―共学・審議会・視学官 ほか)

著者等紹介

鈴木董[スズキタダシ]
1947年生まれ。東京大学大学院法学政治学系研究科博士課程修了、法学博士。現在、東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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人生ゴルディアス

6
16世紀から19世紀のオスマン帝国のあれこれ。オスマン帝国に関する本は新刊書店でもあまり数がないし、けっこう長い時間軸に沿って論文を集めていることから、研究者が少ないんだろうな。16世紀前半から中盤のイタリアの飢饉と、帝国からの小麦の密輸についての話は興味深かった。とはいえ16世紀後半にははるばるバルト海から小麦が運ばれて来ることになり、密輸は激減した。オランダの貿易本で読んだことがここにつながってうれしい。トルコが東洋に含まれるのはなんだか不思議な感じ。2017/10/19

Cebecibaşı

0
様々な年代と観点からオスマン帝国とトルコ共和国を研究した一冊。それぞれの論文ごとに質の違いはあれど、日本語におけるオスマン帝国研究書の中ではかなりクオリティが高いものであると言える。ただ、完全に研究者向けの記述であるうえに扱う範囲がかなり広いため、きちんと理解して読む場合はそれに合わせた広い前提知識が必要である。2018/04/13

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