古代地中海世界のダイナミズム―空間・ネットワーク・文化の交錯

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古代地中海世界のダイナミズム―空間・ネットワーク・文化の交錯

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  • サイズ A5判/ページ数 404,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634672192
  • NDC分類 209.3
  • Cコード C3022

内容説明

人と人の交流が織りなす歴史の舞台、地中海。「古典古代史」の枠を超えて、日本人研究者の視点から描く、古代ギリシア・ローマの歴史像。

目次

第1部 人とモノの交流から文化の越境へ(ロドス島ヴルリア遺跡と前古典期の東地中海世界―考古学的証拠からの一考察;クレタの「従属共同体」―クレタにおけるポリスの構造分析のために;シチリア西部における文化の混交―エリュモス人、フェニキア人、ギリシア人;前五‐四世紀のマケドニアとギリシア世界―マケドニア人とギリシア人の「相互認識」をめぐって;アテナイにおける他者認識―古典期における「地政学的遠隔地」出身者への顕彰をめぐって;古代イタリアにおける肉食の実態と変容―牛肉の生産と消費を中心に;「イガエディタニ人に贈られた日時計」―ローマ帝国における「とき」の問題;ガリア・コマタとイタリア―二世紀、内陸ガリア商人・輸送業者の人的交流;古代末期シリア修道制における「ギリシア人」と「シリア人」―修道士にみる葛藤と融合)
第2部 政治文化の変容(二つのアンビヴァレンス―贈与と異民族をめぐる意識変容;古典期アテナイの国内情勢と外部接触―当番評議員とアテナイの外部接触に関する一考察;リュクルゴスの史筆―稽古の姿勢を読む;北イタリアにおける皇帝イメージ―碑文にみられる徳をとおして;ある家族の衰退―クロニオン家の借財からみるローマ期エジプト農民の生活史;北アフリカにおける「都市」と皇帝―ディオクレティアヌス帝治世のラピドゥム市再建をめぐって;帝政後期における道長官の変容―道長官と州の結びつき)

著者等紹介

桜井万里子[サクライマリコ]
1943年生まれ。東京学芸大学教育学部教授を経て、1996年から東京大学大学院人文社会系研究科教授。2006年定年退職。現在、東京大学名誉教授。博士(文学)

師尾晶子[モロオアキコ]
1959年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、千葉商科大学商経学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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