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内容説明
メキシコ社会の原型は、スペイン人がアステカ帝国など先住民社会を征服することによってつくりだされた。スペイン人、メスティソ(混血)、先住民。三層構造の葛藤と融合が生む、ゆたかな文化。
目次
先住民文化(あるウィチョール族の生活;ケツァルとボラドールの踊り)
メスティソ文化(メキシコの民話と祭り;オアハカ 追憶の旅)
メキシコ文化の葛藤(荻田政之助と日系社会;オクタビオ・パス氏の思い出;模索するメキシコ―北米自由貿易協定とサパティスタ国民解放軍)
メキシコ多文化 思索の旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のうみそしる
2
もっと思索しろよ。どんなに世話になったか知らないが、老人との思い出部分が長すぎる。と思ったら、テーマのバラバラな論文寄せ集め本だったのだからまあ納得。ためになる箇所も多かった。土着宗教とキリスト教の融合、シンクレティズムの代表、グアダルーペの聖母。それをめぐるスペイン側の都合の良い解釈。アステカ崩壊について、「勝利でも敗北でもなく、今日のメキシコである混血国家の痛々しい誕生であった」2022/05/31
俊太郎
1
同シリーズの他作品とはやや毛色が違う。紀行文的な内容もあるのだけれど、教科書っぽい叙述が多くてどうにも入り込めない。メキシコという面白そうな国で期待値が高かったせいか、ちと肩透かし感。2018/06/03
oyatsudoki
0
三船敏郎がメキシコ映画にメキシコ人役で出ていたというのが一番の衝撃だった。2011/11/29
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