東方キリスト教の世界

東方キリスト教の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 308,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784634641709
  • NDC分類 198.19
  • Cコード C1022

内容説明

ギリシア正教やロシア正教として知られる東方キリスト教。エジプトとシリア、ビザンツ世界からの歴史的変遷をさぐり、東方キリスト教世界の教義・信仰・文化の諸相を浮き彫りにする。

目次

東方キリスト教の世界
東方正教会における旧約正典をめぐって
ビサンツ帝国における教養と信仰
東方正教会の神秘思想―ヘシュカスモス論争をめぐって
巡礼と東方教会
十字軍と東方教会
イコノスタシスの空間表現
ボスニア教会をめぐって
カトリック的スラヴ圏と正教的スラヴ圏のはざま―ポーランドとウクライナの宗教問題
童貞聖マリアと生神女―ポーランドにおけるマリア信仰と東方的要素
天国の形象
地獄の形象
正統と異端のあいだで
ロシアとキリスト教
ロシア宣教1000年を迎えて
日本人とギリシア正教(講演)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawashima Kenta

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なんと良質な入門書か。ド素人にも分かり易い語り口で、研究の現状や課題を惜しげもなく提示してくれている。「入門」って、網羅的な記述である必要はないんだと感じた。イコノクラスムについての記述が少なかったのが残念。『バルカン半島』を読んだ時も思ったけれど、東方の異端はややこしい分、勉強したら面白そう。教義の合理的解釈が異端視される傾向にある、という指摘には目から鱗が落ちる気がした。80年代に突如聖地になったユーゴの都市や、ペレストロイカとロシア正教の関係も気になる。類書に手を出させる力を持った本だった。2013/10/02

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