アメリカ革命史―制度化された内戦とデモクラシーの間

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アメリカ革命史―制度化された内戦とデモクラシーの間

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784634641143
  • NDC分類 253.04
  • Cコード C0022

出版社内容情報

アメリカの「独立宣言」から250周年!
現代アメリカの「分断」とトランプ現象の起源は、建国の歴史にある?

植民地時代からアメリカ革命、そして南北戦争へと至るアメリカ建国の歴史を、国家の構造と政治思想に着目しながら読み解く。
近世的な国家観と啓蒙主義から生まれた「独立宣言」と、連邦の枠組みを作った「アメリカ合衆国憲法」は、建国当初から連邦と州の「分極状態」を常態化し、国内に内戦の危機を孕んでいた。この構造的な緊張の中で、「モンロー・ドクトリン」による帝国の胎動、「制度化された内戦」としての大統領選挙が定着していく過程、太平洋へと至る領土拡張、そして南北戦争に至る歩みを詳述する。建国の歴史から、現在の「対立」の根底にある構造を明らかにする。
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〈目次〉
はじめに
序章 反乱と革命の間
第1章 アメリカ革命の立憲的構造
 第1節 幸福なる植民地時代とアメリカ的個性の形成-信仰と啓蒙の共存
 第2節 近世的なアメリカ植民地と近代的なイギリス本国の葛藤
 第3節 自然権というアメリカ的コモン・ロー
第2章 フェデラリスト政権の時代
 第1節 ジェントルマン共和政としてのアメリカ革命
 第2節 ワシントン政権と非公式な政党政治の始まり
 第3節 ワシントンの中立主義のアダムズ的継承
第3章 ジェファソニアン・デモクラシー
 第1節 二つの革命観
 第2節 「一八〇〇年の革命」とはいかなる意味で革命だったのか
 第3節 南部集権論者による統合の時代-ヴァジニア王朝の逆説
第4章 モンロー・ドクトリンとアメリカ帝国の胎動
 第1節 アメリカ合衆国の覇権の範囲-孤立主義の帝国
 第2節 ジョン・クインジー・アダムズの離脱と政党政治の成立
 第3節 ジョン・C・カルフーンによる「無効化論」と「競合的多数論」
第5章 アンドリュー・ジャクソンという民主主義の先駆
 第1節 アンドリュー・ジャクソンの進撃
 第2節 人民の擁護者として連邦政府に対峙する大統領像の始まり
 第3節 アメリカ革命から疎外されていた人物によるアメリカ革命
第6章 エイブラハム・リンカンと民衆的イデオロギー
 第1節 西部から来る民主主義者を用意した舞台設定
 第2節 「別れたる家は建つことができない」-リンカンの革命解釈
 第3節 「統合は合衆国憲法よりはるかに古い」-革命戦争としての南北戦争
終章 状態としての複合国家、イデオロギーとしての不可分の共和国
 第1節 終わりなき連邦と州の綱引き
 第2節 制度化された内戦としての大統領選挙
 第3節 アメリカ文明論からみたドナルド・トランプ
あとがき/読書案内


【目次】

内容説明

アメリカ独立250周年。大統領選挙とは「制度化された内戦」である。建国直後から始まっていた「分断」と西半球の「帝国」アメリカの原点にせまる。ドナルド・トランプはアメリカ史の必然なのか?独立から今に続く、アメリカ「革命」の歴史を克明に描き出す!

目次

序章 反乱と革命の間
第1章 アメリカ革命の立憲的構造
第2章 フェデラリスト政権の時代
第3章 ジェファソニアン・デモクラシー
第4章 モンロー・ドクトリンとアメリカ帝国の胎動
第5章 アンドリュー・ジャクソンという民主主義の先駆
第6章 エイブラハム・リンカンと民衆的イデオロギー
終章 状態としての複合国家、イデオロギーとしての不可分の共和国

著者等紹介

石川敬史[イシカワタカフミ]
帝京大学文学部史学科教授。専門はアメリカ革命史。1971年、北海道稚内市生まれ。北海道大学法学部卒業。同大学院法学研究科修士課程修了、博士課程単位取得退学。博士(法学)。北海道大学大学院法学研究科助手、東京理科大学基礎工学部准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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NorthVillageHRE

3
アメリカ革命史のスタンダード。岩波の『植民地から建国へ』、中公の『アメリカ革命』とあわせて読みたい/合衆国憲法は13の共和国の連合体を一つの国家に再編する緊急性から作られたもので、法的根拠は曖昧で解釈次第だった。独立宣言は単一国家の創設を想定していなかったので、この緊急性がなければ合衆国憲法は生まれなかった/独立革命の最大の原因は「代表」をめぐる英米の見解の違いだった。アメリカ側は、植民地は国王の特許状で成立したもので、本国と植民地は等しく国王の統治下にあると考えた。2026/09/17

Go Extreme

2
制度化された内戦、デモクラシーのジレンマ、内戦としてのアメリカ革命、建国神話の脱構築、人民の境界画定、ロイヤリストの追放、統制された暴力、奴隷制という構造的矛盾、先住民の土地収奪、共和主義の相克、連邦憲法制定の影、急進主義の抑圧、エリート主導の立憲、国家理性と民衆運動、財産権の防壁、支配的正統性の転換、統治機構の権力分立、反連邦派の抵抗、暴力の制度化、主権の所在をめぐる闘争、市民と臣民の境界、革命の反動、寡頭制の隠蔽、動員される民衆、未完のデモクラシー、帝国への萌芽、法の支配の逆説、政治空間の再編2026/10/18

nobuharuobinata

1
アメリカがイギリス王政から離脱して共和政を構築していく過程を描いたこの本を今週は読了した。アメリカ憲法を比較法としていながらアメリカ革命史、断片的に、あるいは、学校で習う世界史のレベルでしか知らない。世界初の(国レベルでの)成文憲法制定過程、これからも勉強していきたい。2026/10/25

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