出版社内容情報
大学で歴史を学ぶとはどういうことか。そこでは、どのようなことに着目し、どのように考えるのか。現場で教えるエキスパートたちがそれぞれの視点から「歴史学」のエッセンスを紹介する。
佐藤 昇[サトウ ノボル]
編集
神戸大学文学部史学講座[コウベダイガクブンガクブシガクコウザ]
著・文・その他
内容説明
「歴史」の「現場」をアクティブに考える。どのようなことに着目し、どのように考え、歴史をつくりあげていくのか。12の異なる時代・地域から紹介する。
目次
第1部 なじみの話題を新たな視覚から(人が人を処罰するというのはどういうことなのだろう―民主政アテナイの裁判と素人主義;人が人を支配するときなにが求められたのか―権力の舞台としてのフランス国王儀礼;戦場における情報戦略とは―城攻めの空間におけるコミュニケーションと情報戦略 ほか)
第2部 虚と実のうちに歴史をみる(権力を世襲する家の実像は―中世ヴェネツィア都市貴族の家意識;フィクションのなかに実像を探そう―あるカリフの虚像と実像;人はいつも歴史の真実をみようと願っているか―1898年の戊戌の変法から考える ほか)
第3部 ものに込められた意味をたどる(建築物に込められたさまざまな物語の意味をたどってみよう―タージ・マハルの歴史と物語;無名の人の歴史を研究するには―死者の履歴書、中国唐代の墓誌;「原爆ドーム」を設計した建築家の軌跡―歴史と人が交錯するとき ほか)
著者等紹介
佐藤昇[サトウノボル]
1973年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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