ルネ・ジノヴェス考古学・民族学研究所叢書
楔形文字をよむ

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  • サイズ A4判/ページ数 47p/高さ 22X31cm
  • 商品コード 9784634640580
  • NDC分類 829.71
  • Cコード C0022

内容説明

2007年、フランスの楔形文字時代オリエント研究専門チーム(フランス国立科学研究センター所属)により、楔形文字解読150年を記念した展覧会がおこなわれました。本書は、その時の展示をもとに、古代オリエント学と楔形文字の解読に情熱を注いだ人々の姿を描きました。

目次

楔形文字の使用
古代オリエント諸王国の興亡とその言語の解読過程
古代オリエントの再発見
楔形文字解読の最初の試み
古代ペルシア語の解読
ティグラト・ピレセル1世の碑文の解読(1857年)
ジュール・オペール(1825~1905)
3人のイギリス人学者
アッカド語表記における音節表記法の採用
シュメール語とその解読
アルファベットの発明
粘土板文書
様々な書材
書記の教育
書記の仕事

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

12
フランスのCNRSの研究者たちが楔形文字解読150年記念展覧会の展示を元に楔形文字解読の歴史を豊富な図版(カラー)とともに紹介してくれる本。A4横の大判なのでとり回しが大変な本ですが、表紙のサルゴン二世のレリーフとともに二言語語彙リストからsag-ta-ak sa-an-ta-ak-kumとシュメール、アッカド語で楔が書かれていたりしてそそられる(w。解読のきっかけになった古代ペルシャ語からアッカド語、シュメール語に加えウガリット語や楔形文字ではない線描によるアラム語まで奇麗なカラー写真によって楽しめる。2012/12/10

いくら丼

6
よむ、と言っても読む人たちの本です。ごく基本的な言語の解説もありますが、解読エピソードや碑文研究、あるいは過去の書記たちの学ぶ環境やお仕事などなど! 楔形文字にまつわる色々を、多くのカラー写真で紹介してくれます。がっつり文法や語彙の解説を求めると目的違いですが、当時の学生が書いた単語リストがどんな感じか見せてくれたり、文字文化がどんな風に発展したのか教えてくれたり。アルファベットの起源の話もありました! 発掘場所の地図もあるんですが、そういえば明らかに変に離れた場所にあるアマルナ文書の解説はなかったかも。2022/04/20

T.Y.

4
楔形文字の発見と解読の歴史、どんな文字でどんな言葉が綴られ、どんな内容があるか。もちろん、それぞれの言語の読み方や文法を詳しく説明したものではないが、豊富な出土品がオールカラー図版で掲載されており、なかなかに魅力的な入門書。2015/02/04

酔宵堂

0
横の大判で目についたのでつい書架の前で流し読み。2023/01/23

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