内容説明
「知」はどのような形でどのような人びとによって受け継がれてきたのか。国家と知との関わりを歴史のなかに問い直す。
目次
第1章 儒教文化圏における士大夫層―宋時烈と小中華
第2章 日本近世の為政者と「知」の継承―蔵書形成の視点から
第3章 近代の神社神主とその思想―在地神職社会的活動派論
第4章 バラモンとインド的法文化の伝統―サティーをめぐる一つの事件を素材として
第5章 イスラーム知識人の肖像―シーア派ウラマーとイジャーザ
第6章 キリスト教的知とユマニスム―J.L.ヴィーヴェスを中心に
第7章 革命とロシア・インテリゲンツィヤ―N.V.ウストリャーロフにみる知の継承と展開
著者等紹介
小谷汪之[コタニヒロユキ]
1942年生まれ。フリーライター、東京都立大学名誉教授
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