内容説明
ヒトと自然の交流の産物として生まれた田舎の景色には、どこか安堵する懐かしさがある。しかし、このような田舎、里山は今どれだけ残っているだろうか?21世紀にむかって、ヒトと自然環境、その産物としての文化遺産のあり方が地球規模で問われている。本書は、21世紀にむかって文化遺産のあり方を問う。
目次
第1部 日本の文化遺産の光と影(現代社会と文化遺産;町の顔としての文化遺産;ヒトと環境と歴史学)
第2部 諸外国の文化遺産への取組みの現状(イギリスにおける文化遺産の管理;二十一世紀に向けての博物館と地域社会のあり様―台湾地区を例に;韓国におけるムラの発展と変容―慶尚北道の同姓村落と文化遺産を中心に)
第3部 文化遺産保存への挑戦(文化遺産の継承と「文化財学」;棚田をいかに残すか―姨捨(田毎の月)の名勝指定
吉野ケ里博物館への挑戦
首里城復元整備とその保存・活用
環境歴史学の登場)
感想・レビュー
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