目次
第1部 災害と地域(災害が映す歴史―二〇一一年東日本大震災デジタルアーカイブにみる東北史;近世の東北に成立した海岸防災林)
第2部 中心と周縁(蝦夷を問う者は誰か―蝦夷論の構造をめぐる問題;京にのぼる鮭―仙台藩重臣と公家との産物贈答について;近代東北の「開発」と福島原発事故;ローマ帝国の北アフリカにみる「中心」と「周縁」;中国史における中央と辺境―唐代の内陸境界地帯を例に;言語摂食と文化移転―西欧前近代の事例から)
第3部 地域の枠組みを問う(戦国期南奥の政治秩序;「県域」の形成過程―東蒲原郡の移管問題;東北地方と新潟県―昭和戦前期における地域振興と地域区分;イングランドの「東北」史)