内容説明
武家の都「鎌倉」の歴史的古層を掘り起こす。時代をさかのぼりながら、史蹟からのメッセージを読み解く。歴史は「鎌倉」になにを見つけ、残し、そして創ったのか。
目次
1 近代は鎌倉になにを見つけたか(発見された中世―文部省唱歌より;稲村ヶ崎から見えるもの;鎌倉の新名所について ほか)
2 近世は鎌倉になにを残したか(江戸の古都鎌倉;鎌倉を訪れた人士たち;「鎌倉絵図」について ほか)
3 中世は鎌倉になにを創ったか(鎌倉の自己主張―中世・武家・鎌倉;奥州の鎮魂―永福寺から;永福寺蹟からわかること ほか)
著者等紹介
関幸彦[セキユキヒコ]
1952年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。学習院大学助手、文部省を経て、現在、鶴見大学文学部教授
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