出版社内容情報
学校教育で習う宗教のあり方とは!? アニミズム、神仏習合、鎌倉新仏教、国家神道、キリスト教、景教、イスラム教etc... 本書では、日本史をメインに世界史・公民も含めた教科書記述を取り上げつつ、宗教に関する議論の最前線を紹介。歴史を通じて宗教を捉えなおし、宗教への理解をアップデートできる一冊。
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〈目次〉
序 大西信行
総論――本書を貫く視点 佐藤雄基
第1部 日本宗教史の現在
1 縄文時代の精神文化 山田康弘
2 仏教伝来、神仏習合をどう捉えるか――日本古代宗教史研究の進展をふまえて 吉田一彦
3 鎌倉新仏教史観の破綻と教科書叙述 平雅行
4 キリスト教はなぜ禁じられたのか 岡美穂子
5 近世宗教史像の更新 上野大輔
6 「国家神道」再考――「国家神道」像と教科書記述 平山昇
第2部 社会科の中の宗教
1 分極化する現代世界――米国、欧州、イスラエルからみる政治と宗教 加藤喜之
2 世界史の中の宗教――『旧約聖書』とネストリウス派を例に 長谷川修一
3 公民教育と宗教――国際教育をもう一歩進めるために 藤原聖子
第3部 教室で語る宗教
1 教科書記述の変遷――『詳説日本史』における「仏教」記述について 奈須恵子
2 高校生のイスラム教への「偏見」をどう克服するか――歴史総合・世界史探究の試練 川島啓一
3 日本史探究で宗教を読み解く――中世の神仏習合を題材として 大西信行
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〈編者について〉
大西 信行
1970年生まれ。中央大学文学部特任教授、都留文科大学教養学部非常勤講師。専門は日本史教育、日本中世史。
洋泉社『初期室町幕府研究の最前線』(共著)、勁草書房『歴史学者と読む高校世界史』(共著)ほか。
佐藤 雄基
1981年生まれ。立教大学文学部教授。専門は日本中世史。
モノグラフ『日本中世初期の文書と訴訟』や『日本史の現在3中世』(共著)の著者。ほかに中公新書『御成敗式目』。
【目次】
内容説明
日本史・世界史・公民―学校教育で習う宗教のあり方とは!?宗教への理解をアップデート!今知りたい、議論の最前線!
目次
総論―本書を貫く視点
第1部 日本宗教史の現在(縄文時代の精神文化;仏教伝来、神仏習合をどう捉えるか―日本古代宗教史研究の進展をふまえて;鎌倉新仏教史観の破綻と教科書叙述;キリスト教はなぜ禁じられたのか;近世宗教史像の更新;「国家神道」再考―「国家神道」像と教科書記述)
第2部 社会科の中の宗教(分極化する現代世界―米国、欧州、イスラエルからみる政治と宗教;世界史の中の宗教―『旧約聖書』とネストリウス派を例に;公民教育と宗教―国際教育をもう一歩進めるために)
第3部 教室で語る宗教(教科書記述の変遷―『詳説日本史』における「仏教」記述について;高校生のイスラム教への「偏見」をどう克服するか―歴史総合・世界史探究の試練;日本史探究で宗教を読み解く―中世の「神仏習合」を題材として)
著者等紹介
大西信行[オオニシノブユキ]
中央大学文学部特任教授
佐藤雄基[サトウユウキ]
立教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。