出版社内容情報
日本人にとって米とは何なのか? 日本列島における稲作の歴史が紀元前10世紀半ばまで遡ることが明らかになったことは記憶に新しいが、その後の伝播についても各地でかなりの時間差があったことも明らかになった。また、米の食べられ方についても、戦後に入るまで白米は貴重だったことを改めて見直しながら、日本人にとって大変馴染み深いとされてきた米と稲作について、民俗学・歴史学・考古学の垣根を超えて、検証していく。
---------------------------------------------
〈目次〉
第1章 稲作のはじまり
第2章 「稲の王」としての天皇
第3章 稲米が生んだ武家政権
第4章 幕藩制下の稲米と貨幣
第5章 近現代社会の稲米
内容説明
食文化だけでは語れない、〈稲と米〉と日本人の深いつながりを「稲作のはじまり」から「現代社会とのかかわり」まで、時代を通して探る学際的通史!
目次
第1章 稲作のはじまり(稲はどこから来たのか;稲作はどのように広まったのか ほか)
第2章 「稲の王」としての天皇(天皇と稲米の祭祀;田租と律令 ほか)
第3章 稲米が生んだ武家政権(公田経営と荘園の発生;荘園領主と在地領主 ほか)
第4章 幕藩制下の稲米と貨幣(幕藩制と石高制;商品経済の発達 ほか)
第5章 近現代社会における稲と米(明治・大正・昭和期の農村政策;占領下の農業と稲米 ほか)
著者等紹介
新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948年、広島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得、国立総合研究大学院大学・国立歴史民俗博物館名誉教授。社会学博士(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme