出版社内容情報
日本人にとって米とは何なのか? 日本列島における稲作の歴史が紀元前10世紀半ばまで遡ることが明らかになったことは記憶に新しいが、その後の伝播についても各地でかなりの時間差があったことも明らかになった。また、米の食べられ方についても、戦後に入るまで白米は貴重だったことを改めて見直しながら、日本人にとって大変馴染み深いとされてきた米と稲作について、民俗学・歴史学・考古学の垣根を超えて、検証していく。
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〈目次〉
第1章 稲作のはじまり
第2章 「稲の王」としての天皇
第3章 稲米が生んだ武家政権
第4章 幕藩制下の稲米と貨幣
第5章 近現代社会の稲米