内容説明
日本人の食品に対するこだわりと、それを生み出した企業の努力を知らずに近代の食品は語れない。味の素、アサヒビール、江崎グリコ、カゴメ、カルピス、キッコーマン、キリンビール、サッポロビール、サントリー、大洋漁業、虎屋、日清食品、日本食堂、日本ハム、不二家、ブルドックソース、文明堂総本店、丸美屋食品工業、明治製菓、メルシャン、森永製菓、山崎製パン、ヤマサ醤油、山本山、UCC上島珈琲、雪印乳業etc…の企業・食品をとりあげている。
目次
1868(明治1年)―中国人の蓮昌泰、東京でラムネの製造を始める
1869(明治2年)―町田房蔵、アイスクリームを日本で初めて製造販売
1870(明治3年)―コープランド、横浜にビール醸造所「スプリング・バレー・ブルワリー」設立
1871(明治4年)―長崎の松田雅典、缶詰を試作
1872(明治5年)―大阪の渋谷庄三郎、渋谷麦酒製造所を起こす
1873(明治6年)―司法省、初の食品衛生取締りに関する布達を出す
1874(明治7年)―鈴木岩治郎、神戸に鈴木商店設立
1875(明治8年)―甲府の野口正章、『東京日日新聞』に「三ッ鱗ビール」の広告を掲載(3月16日)
1876(明治9年)―わが国初の官営ビール工場、開拓使麦酒醸造所竣工(9月8日)
1877(明治10年)―第1回内国勧業博覧会、東京上野公園で開催(8月21日~11月30日)〔ほか〕
著者等紹介
西東秋男[サイトウトキオ]
食料経済学・食品産業史・食生活文化史研究家。編著書に『日本食生活史年表(日本図書館協会選定図書)』(楽游書房)、『東北の食と農漁の文化事典(全国学校図書館協議会選定図書)』(筑波書房)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。