内容説明
琉球国中山王でありながら明治日本の華族(侯爵)となることを選択した尚泰。その生涯は、緊迫する東アジア情勢を体現するかのように波乱に富む。本書は、尚泰の生涯を当時の政治・国際関係のなかに位置づけ、彼と首里政府を構成する士族層の動向を追う。
目次
大和世への鏡として―嘆くなよ臣下、命どぅ宝
1 誕生から維新慶賀使派遣まで
2 琉球廃藩・沖縄置県
3 上京への流れ
4 上京後の生活
著者等紹介
川畑恵[カワバタメグム]
1964年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻、日本近代史。現職、宮内庁書陵部編修課主任研究官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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崩紫サロメ
15
最後の琉球王尚泰の評伝の形式を取っているが、琉球の日本への編入を巡るコンパクトな通史と言える。興味深かったのは「脱清人」と呼ばれる、宗主国である清に渡って日本への抵抗をした人々がいたこと。上海の日刊紙『申報』にも白党・黒党という親日・親清勢力の対立があったことが示されている。尚泰は貴族院議員となるが、病弱のために本会議に参加することなく亡くなり、子孫が日本の侯爵位を襲爵し、「日本化」を進めていく。2020/01/07
Y_Kuroyanagi
0
20251026ー202510312025/10/31




