内容説明
九世紀なかばに導入された宣明暦は、八二三年の長い期間にわたって用いられてきました。それを終らせたのは、幕府の碁打ちであった渋川春海と、公家で陰陽頭の土御門泰福によって行われた貞享改暦でした。その功により渋川は、幕府の天文方となり、同じころに土御門は、陰陽師支配の権限を掌握しました。これまであまり知られていなかった天文方と陰陽道について、あらたな事実を掘りおこしながら、綱吉や吉宗が、改暦を命じたことの意味を考えてみたいと思います。
目次
1 暦と陰陽道
2 暦の頒布と地方暦
3 綱吉と貞享暦
4 天文方と渋川家
5 吉宗と宝暦改暦
6 近世の改暦
著者等紹介
林淳[ハヤシマコト]
1953年生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻、宗教学・日本宗教史。愛知学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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