史学会シンポジウム叢書<br> 君主号と歴史世界

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史学会シンポジウム叢書
君主号と歴史世界

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634526426
  • NDC分類 209
  • Cコード C3020

出版社内容情報

日本を含むアジアからヨーロッパにかけての「君主号」に関する11本の論考を収録。
Ⅰ部「東アジアの君主号」では、中国の皇帝号を中心に、草原社会・東南アジア・日本などユーラシア東部の諸地域の君主号について、Ⅱ部「南アジア・中央アジア・西アジアの君主号」では、イスラームと関わるユーラシア中央部の諸地域の君主号について、Ⅲ部「ヨーロッパの君主号」では、ローマ帝国とその後のユーラシア西部の諸地域の君主号について考察する。
本書では、これらの考察・分析を通じて、君主号の重層性や多義性を検証しつつ、多元的で複合的な歴史世界の展開を明らかにする。
2022年史学会大会シンポジウムをもとに編集。

内容説明

天皇、皇帝、ハーン、スルターン、バシレウス、インペラートル、アウグストゥス―各地域・各時代の君主号が織りなす歴史世界の重層性と多義性。

目次

1部 東アジアの君主号(皇帝が「天子」を称するとき―中華の多元化と東部ユーラシア;ハン・ハーン・皇帝―中央ユーラシアと東アジアのなかの大清君主号;清代シプソンパンナー王国における中国・ビルマ両属関係とその終焉;天皇号の成立と唐風化)
2部 南アジア・中央アジア・西アジアの君主号(スラトラーナ攷―神の鎧か西夷の号か;スルターンをこえて―セルジューク朝時代の君主号;称号はいかに生まれ、伝播するのか―バハードゥル=ハーンをめぐって)
3部 ヨーロッパの君主号(アウグストゥスのゆくえ―ローマ帝国統治の模索;バシレウスからスルタンへ?―ギリシア正教徒とオスマン君主号;複合君主号「皇帝にして国王」と主権の分有―ハプスブルク・ハンガリーの選挙王政と世襲王政;君主号とブリテン革命―護国卿、あるいはオリヴァ王?)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kuroma831

12
歴史上の様々な君主号が、各地域・各時代のどのような世界観を投影して使われていたのかを描く史学会シンポジウムを元にした論文集。めちゃくちゃ面白い。我々はややもすれば「イラン=シャー」「イスラム政権=スルタン」のように特定の国家と特定の称号を対比させてしまうが、一人の君主が複数称号を持つことも珍しくなく、むしろ「なぜその称号がメインで使われたのか?なぜ現代からはその称号が最も重要なように見えるのか?」が重要。中国における「皇帝」と「天子」はどのような世界理解の下で使い分けられていたのか?等、非常に面白かった。2024/01/25

さとうしん

10
第6章のセルジューク朝のバグダード入城に伴うスルターン号承認の虚実、第8章の、元来国制的な裏付けや職権の付与を伴わなかったアウグストゥス号の位置づけと歴史的展開に関する議論を面白く読んだ。第10章のハプスブルク帝国の複合的君主号や第11章の護国卿の位置づけに関する議論を読むと、日本の征夷大将軍についても君主号と位置づけるような議論があっても良かったのではないかと思う。2023/12/02

(k・o・n)b

7
岡本隆司『君主号の世界史』が面白かったので、こちらも。これまで馴染みのなかった南・中央・西アジアの君主号を扱うⅡ部が意外に面白かった。6章「スルターンをこえて」ではアッバース朝カリフによるセルジューク朝のトゥグリルベクへの「スルターン号」承認という出来事が眉唾なことに驚かされるし、特定の国や民族と特定の君主号を結びつけることが雑な単純化であるだけでなく、西欧の君主だけが普遍的なもので他はローカルな存在だとみなす西欧中心主義的な立場だということを認識できた。自分が一番面白かったのは5章「スラトラーナ攷」。→2024/07/14

Teo

1
これは面白い。研究成果の書籍化の様に見えるがそれもあってどれもかなり深く踏み込んだ内容になっている。そしてそう言う本だからこそと言うのもあるけど厚さの割には高い。230頁程で4,620円。手に取った時は厚さから3,000円程度かななんて思ってしまったが。2024/01/03

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