出版社内容情報
近世における「衣料品」(古着・木綿・絹織物)の流通構造について、城下町宇都宮を軸に、その担い手である商人とその集団のありようやイエ・同族団などの結合形態、また「産地」・供給源との関係などを多面的に検討し、その全容をとらえる。
内容説明
先端的でオリジナルな研究をこの1冊に。
目次
近世の商品流通と社会集団をめぐって
第1部 古着商人と古着流通(宇都宮城下の構造と商人―衣料品を中心に;古着商人における商家同族団の形成と経営―一九世紀の家法・家史から;古着仲間と古着商売―寛政期から文政期における様相をもとに ほか)
第2部 呉服・太物商人の結合と取引(京都商人・奈良屋の「諸国売買」と別家衆;宮城白石・渡辺儀蔵の取引と呉服・太物流通)
第3部 織物生産地帯における流通と商人(真岡木綿の生産と流通―買次仲間の変容をもとに;真岡町における「産物真岡木綿」売買と商人―「木綿売買渡世」と「五人仲間」の様相をもとに;結城紬・結城縞の売買と商人―寛政期から文政期の様相を中心に)
衣料品の流通と商人のつながり
著者等紹介
寺内由佳[テラウチユカ]
1988年に生まれる。2010年3月お茶の水女子大学文教育学部人文科学科卒業。現在、宇都宮共和大学シティライフ学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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