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山川歴史モノグラフ
近世信州の穀物流通と地域構造

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  • サイズ A5判/ページ数 302,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634523456
  • NDC分類 672.152
  • Cコード C3021

目次

第1部 小布施村の市と穀物流通の構造(元禄期における在方市の変質―小布施市の場合;近世後期における穀商人の経営と穀物市場の展開―小布施村小山家の場合)
第2部 善光寺町の市と穀物流通の構造(近世前期の善光寺町における市と町の展開;善光寺町における商品流通の変質と都市問題)
第3部 天保期における穀物流通の展開(近世後期の豪農商層と米穀市場―飯山藩年貢籾手形の分析を通じて;凶作関係史料にみる穀商人の動向―弘化二年北信地方における;松代藩による穀物流通の把握と統制)

著者等紹介

多和田雅保[タワダマサヤス]
1971年に生まれる。2002年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程日本文化研究専攻単位取得退学。現在、飯田市歴史研究所研究員、博士(文学、東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ずしょのかみ

4
従来の流通史の領主的流通VS農民的流通のシェーマを脱し、地域社会の形成要素として流通を明らかにする視点を提示した。ここでは機能を異にする都市と農村との流通関係、米穀という特定の商品の流通を明らかにすることの2点に注意が払われている。どちらの点も今後深められるべき課題であると思う。ある地域の中には、機能の異なる空間が混在し、多様な商品が流通する。それらひとつずつの分析の積み重ねが地位構造の解明へとつながるといえる。2020/07/01

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