中世のみちと物流

中世のみちと物流

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634520905
  • NDC分類 682.1
  • Cコード C3021

内容説明

1998年4月18・19の両日にわたり、青山学院大学を会場として「発掘された中世古道Part1」と題するシンポジウムが、中世みちの研究会の主催で開催された。そこでは、近年発掘調査された中世古道について、北は平泉から、西は山陽道に至るまでの九例について報告があった。また、文献の立場からは、中世の文献から知りうる中世の道路の様相についても報告された。さらに、同年九月二十六日、東京大学を会場にして、史学会例会シンポジウム「道・宿・湊―中世の交流と物流―」が開催された。このたびのシンポジウムでは、「みちシンポ」をもふまえ、湊や宿などといったポイントをおさえるのみならず、諸地域の交通の様相を、これまでの研究の中心であった水上交通も視野に入れながら、むしろ陸上交通をも前面に打ち出しつつ、面的に検討することを目的として設定された。本書はこの二つのシンポジウムをもととして構成された。

目次

第1部 地域をつなぐ道(中世の大道とその周辺;兵庫県における古代から中世の古道の調査;西上総の中世道路跡―袖ヶ浦市山谷遺跡の事例を中心に ほか)
第2部 都市の道(鎌倉・都市の道、都市からの道;武蔵府中を取り巻く道路網;荒井猫田遺跡の町跡とその周辺 ほか)
第3部 物流と地域(中世前期南薩摩の湊・川・道;筑後川上流における交流―筑前国把岐荘の周辺;中世浜名湖水運と地域社会)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shilo

0
地元図書館より借用。思いの外陸上物流における街道の研究が進んでいない(99年付けにて)ことに驚き。今後の研究展望を示すなど専攻の方には役立つかと2011/05/07

おらひらお

0
1999年初版。中世の道路について、文献と考古学・歴史地理学から迫ったものであるが、考古学の調査成果速報的な印象もある。全国(東国中心)の傾向を知る上では役に立つみたい。仕事関連で通読する。2010/09/13

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