出版社内容情報
近世において日本各地に叢生した湊は、いかなる過程を経て近代的な港湾へと移行したのか。明治20年代に本格的な築港事業が遂行された横浜開港場を事例に解明する。
目次
序章 近世・近代移行期における物資流通と都市空間をめぐって
第1章 近世後期の神奈川―宿と湊
第2章 横浜開港場の都市形成―地所割り渡し過程と地割から
第3章 惣町と貿易商―町の変容と商人の結合から
第4章 波止場と運送集団
第5章 横浜開港と「神奈川港湾中」
第6章 江戸内湾における横浜開港場―運送方と最寄船乗
第7章 海岸の民有地化と成熟―近代築港事業空間史序説
結章 近世・近代移行期の都市・湊・港湾によせて
著者等紹介
中尾俊介[ナカオシュンスケ]
1989年に生まれる。2012年東京大学工学部建築学科卒業。2018年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。文化庁国立近現代建築資料館研究補佐員をへて、現在、日本学術振興会特別研究員(PD、横浜国立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
-
- 和書
- イデアル (改訂新版)