目次
1部 千恵の生涯(農家の娘;商家に嫁す;江戸城大奥;村に生きる;財布と資産;千恵の最期)
2部 享二の江戸留学(漢学塾に学ぶ;漢詩集の刊行)
著者等紹介
大口勇次郎[オオグチユウジロウ]
1935年、東京に生まれる。1964年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、その後、東京大学助手、お茶の水女子大学講師、助教授、教授、聖徳大学教授を経て、お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こだま
8
御屋敷奉公、町人の家の養女、結婚、夫との死別、再婚の後に大奥奉公という生麦村の関口千恵の一生を、家で書き続けられた日記をもとに読み解かれたものです。百姓身分の女性でもこんな人生を送った人もいることに驚きました。2017/01/16
TERRY
2
日記から幕末の人々の暮らしを読み解くという内容ですが、家族の情愛は現代とそれほど変わらない。「塾日記」の存在により人となりまで伝わる、弟の享二のくだりの方が読んでいて楽しいです。頭痛で塾に行けなくなったり、弟にダメ出しされたり(笑)。2017/01/18