内容説明
江戸時代に富士山参詣者を宿泊させて山頂に導く「御師」の家が数多く集った集落の一つである、甲斐国都留郡川口村(山梨県富士河口湖町)を主な対象に、富士山御師の歴史的な研究を目的に編集。
目次
第1部 御師のいた集落 川口(富士山御師三浦家とその由緒―彦根井伊家との関係を中心に;川口御師と檀那・檀那場―寛文期の檀那帳を中心に;川口村における富士山御師の成立とその活動;富士山御師の経営活動―川口村での宿泊業と檀那場廻りについての考察;川口御師と川口村念仏講 ほか)
第2部 富士山をとりまく御師集落(富士講成立以前の富士信仰―吉田御師所蔵の作法書をもとに;富士山御師の活動と陰陽師編成―吉田口御師の動向をめぐって;中世後期から近世前期における富士山村山口の登山者―『冨士山檀記』を中心に)
著者等紹介
高埜利彦[タカノトシヒコ]
1947年生まれ。1972年、東京大学文学部卒業。現在、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。