内容説明
アンコール・ワットはどんな遺跡か。そこに塗布された、往時の人々のメッセージを読み解いて、魂の救済と祈りの世界、偉大な王たちの姿、深い精神性をもったアンコール文明を解明していく。
目次
1 歴史を塗り替える大発見
2 残された歴史のメッセージ
3 アンコールの王の力
4 王朝末期の宗教改革
5 王道と水利都市
6 現地に学ぶ姿勢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
11
私はカンボジアの歴史や風土にはあまり詳しくなく、アンコール・ワットについても、なんだか密林の中に石造りの古代の仏教寺院があるらしいぞ、凄ぇ!くらいの認識しか持って居ませんでしたw…あとはカンボジアと来れば『難民』『栄養失調の子供』ですか…カンボジアと日本は現在は国交を樹立しているため、この本に書かれているほど考古学的交流は難しくなくなっているとは思われますが、この本を読む限り、アンコール・ワットの発掘と歴史の解明、ひいてはそれによる関心の高まりは、カンボジアの現状を打破する一助となるのかもしれませんね…2014/10/10
ぺぇ
1
調べながら読まないと意味わからんけど、おもしろかった!!2011/11/05
Yui Seno
0
写真付きで当時の政治的、宗教的時代背景が解説されており、アンコール文明で仏教とヒンズー教が混在している所以が少し理解しやすくなった。 このアンコール文明をカンボジアの人達が自ら修復し、取り戻していくことを願ってやまない。2019/08/16