内容説明
19世紀から20世紀にかけて、フランスで建てられた民衆向けの住宅。そこは、建設主、設計者、居住者などさまざまな人びとの思いが交錯する場でもあった。人びとはどのように住まい、暮らしたのか。居住空間からみたフランス近代社会。
目次
プロローグ わたしたちの失敗
第1章 労働者のために住宅を
第2章 変貌する居住空間
第3章 ミュルーズからパリへ
第4章 集合住宅の建設原理
第5章 プラーグ街の住民たち
第6章 「福祉国家(エタ・プロヴィダンス)」への流れのなかで
エピローグ 「近代」への反省