目次
ムスリマたちとの出会い
第1章 イスラーム的な人間形成(よきムスリムになるための宗教学習;産育儀礼のなかの子ども ほか)
第2章 イスラーム改革運動と女子教育の歴史的展開(女性組織の設立;改革派イスラーム女性組織アイシャ ほか)
第3章 女子教育の発展(イスラーム寄宿塾の発展;女子部の隆盛 ほか)
第4章 ムスリマの教育を変革する(古典的な宗教書の再解釈とイスラーム寄宿塾;イスラーム高等教育機関の重要性 ほか)
著者等紹介
服部美奈[ハットリミナ]
1964年生まれ。名古屋大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。博士(教育学)。現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いとう・しんご
7
本シリーズは日頃なじみのない現代ムスリムの世界についてお手頃サイズで教えてもらえるので、重宝しているのです。本書はインドネシアにおける20世紀初頭からの女子教育の発展のお話し。伝統的なムスリムの価値観と近代化の要請を継続的な教育投資で上手にすりあわせて発展してきた、という風に見えるのですが、実はインドネシアは1960年に軍とムスリム勢力が無関係の市民をも巻き込む共産党大虐殺事件を起した、と知っている者にとっては、非常に複雑な気分にさせられる本でした。でも、表紙の女の子達の写真にはホッコリさせられました。2024/09/03
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