目次
第1章 ロシア統治下のイスラーム(ロシアの中のムスリム地域;征服と服従 ほか)
第2章 ソ連時代のイスラーム(ロシア二月革命から自治宣言へ;ソヴィエト政権とイスラーム ほか)
第3章 イスラームの覚醒と再生(革新派の出現;ヒンドゥースターニーの反論 ほか)
第4章 イスラームの政治化と過激化(イスラーム復興党の試み;ウズベキスタンの動向 ほか)
著者等紹介
小松久男[コマツヒサオ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻、中央アジア近現代史・中央アジア地域研究。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ありさと
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帝政ロシア統治下から現在にいたる中央アジアイスラーム圏を概観。一口にイスラームといっても歴史に根差したさまざまな立場がある。さらっと読めてわかりやすい良書。2014/11/25
だーうえ
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ソ連崩壊後のフェルガナ盆地におけるイスラーム復興運動、ターリバーンから現在米軍撤退後のアフガニスタンに至るまで中央アジアの近現代史を通してイスラームの潮流を掴むことのできる良書。原理主義と聞くとマイナスのイメージを抱くが、マザール(聖廟)を拠点としたタリーカ(イスラーム神秘主義教団)の再生と復活といった新たなイスラム化の寄与に一つの可能性を感じた。2014/10/30
うみ
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今日の業界団体の会でご講演いただいた先生。紹介で高校の先輩と知り、お話して中学も先輩であると知る。ご本も読んでるだけじゃわからなかったことが、お話聞いてスッキリした。遠慮なく質問しちゃって、ぜいたくでした。2014/06/21
ネ申ちゃん
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中央アジア史におけるハナフィー派の広がりや政治との関わりについてさらに知りたくなった。 中央アジアというと、華麗な建築ばかり注目されがちだ。しかし、観光客にはあまり注目されないタシケントのザンギアタ廟は現地のムスリムにとっては重要な役割を果たしていたと知り、興味が湧いた。2020/10/04