目次
第1章 スーフィー教団の成立(スーフィズムの誕生とその展開;ムスリム政権とスーフィーたち ほか)
第2章 ムスリム社会のなかのスーフィー教団(民衆とスーフィー教団;倫理・聖性・娯楽 ほか)
第3章 イスラーム改革運動とスーフィー教団批判(スーフィー教団批判の「伝統」;イスラーム改革運動 ほか)
第4章 近代国家とスーフィー教団(教団管理制度の誕生;教団の公認化 ほか)
第5章 現代スーフィー教団の再生(残された課題;教団の周縁化 ほか)
著者等紹介
高橋圭[タカハシケイ]
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。上智大学大学院外国語学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(地域研究)。専攻は中東近代史、イスラーム史。現在、上智大学アジア文化研究所客員所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しまりんご
2
おもにエジプトのスーフィー教団の歴史と現在の状況について。2015/02/03
sovereigncountr
1
エジプトの事例を中心に近世〜現代にかけてのスーフィー教団を特に社会との関わりに着目して論じた入門書。特に近代国家との緊張関係に関する箇所は必読。2023/09/11
おとや
0
タイトルではスーフィー教団、となっているが、本書で解説されているのは主としてエジプトのスーフィー教団の話であり、トルコや中央アジア、イランなんかのスーフィー教団の話はほとんど出てこない。それでも、近代エジプト政権と教団の関わりとか、近年の革命前後の教団の動きなど、いろいろと興味深いことを知ることができた。ページ数も少ないのでささっと読める。2015/02/06