目次
第1章 インド・イスラーム文化(南アジア世界;イスラームの到達 ほか)
第2章 西欧的近代との出会い(アリーガル運動;アリーガル運動の広がり ほか)
第3章 イスラームの政治運動化(ムスリムの政治運動;汎イスラーム主義と南アジアのムスリム ほか)
第4章 イスラームと国家の関係(「偉大な指導者」ジンナー;建国のかげで ほか)
第5章 世界情勢と南アジアのイスラーム(冷戦下におけるイスラーム化;ベンガルか、バングラデシュか ほか)
著者等紹介
山根聡[ヤマネソウ]
1964年生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒業、パンジャーブ大学オリエンタルカレッジ修士課程(ウルドゥー文学)修了。専攻、ウルドゥー文学、南アジアのイスラーム文化。現職、大阪大学世界言語研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mittsko
5
日本語で読める「南アジアのムスリム」概説としては、おそらく唯一のもの! 価値が大変ある!四億人という世界最大の域内ムスリム人口をほこる南アジア… イスラーム世界では中東でなく、インド世界ではヒンドゥーでない… さらに日本にとっては東南アジアや中国ほどの近しさもない、という三重の周縁性のゆえ、とにかく注目が集まらない。しかしその重要性は明らかだから、こういう上出来のブックレットが広く読まれてほしい(ブックレットだから仕方ないが、やっぱり索引がほしい。なお、文学やアフガニスタンについて比較的厚いのは特徴的。2020/01/22
Sanchai
0
いろいろな意味で、山川の歴史の本。2012/05/20