目次
第1章 産業社会発展期のアメリカ
第2章 革新主義改革と対外進出
第3章 戦間期と第二次世界大戦
第4章 パクス・アメリカーナの時代
第5章 現代のアメリカ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
9
トランプ、ルビオ、クルーズが立候補したとき特異な存在に見えていたが歴史的にはそれらは誤差の範囲であるように思う。むしろ特定の集団を既得権益者として叩き、敵を「赤」として人気を得るのは、マッカーシーやニクソンの頃からずっと行われたきたのだ。しかしそういう土壌がどうして百年くらいも続くのかというのもまた不思議である。2020/01/16
yagian
2
夏休みのオレゴン旅行の事前学習読書。南北戦争の終わりから20世紀はじめまでの間のアメリカ史に興味があり、その全体像を掴もうと思って読んだ。ゴールドラッシュがあり、鉄道、石油、製鉄業が勃興して、大富豪が登場した「荒々しい時代」。アメリカは自由放任を旨としているという印象があったが、もちろんそういう一面はあるのだが、一方で反トラスト法や伝統的な高関税(第二次世界大戦まではずっと保護的関税だった)、激しい労働組合の活動、人民党の登場など、アメリカのもう一つの側面を知ることができた。2016/07/23