内容説明
アメリカ史の新しい地平を目指して―最新のオバマ政権、そしてトランプ政権の登場をも新たな歴史的視点で問う。
目次
第7章 革新主義と世界大国アメリカ 一八九七~一九一九年
第8章 繁栄と大恐慌 一九二〇~四一年
第9章 第二次世界大戦から冷戦へ 一九四一~六〇年
第10章 パクス・アメリカーナとその陰りの始まり 一九六一~八〇年
第11章 新自由主義を掲げて 一九八一~二〇〇〇年
終章 グローバル化する二十一世紀世界のなかのアメリカ
著者等紹介
紀平英作[キヒラエイサク]
1946年生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了、博士(文学)。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みこ
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とにかくアメリカは社会実験の場というのが一番しっくり来る 伝統や歴史にとらわれず、その時に最適だと思われることを選択することができるのが、アメリカの強みなのではないだろうか それゆえに、同時に誰が主権者なのかという問題も常に抱えており、理想と現実のバランスがとれなくなったときに、社会が大きく揺れるのであろう たしかに近年アメリカの影響力は落ちているかもしれないが、しかしこうした強みがある以上、いつだって再起が可能な国である 今後もその動向は注視しなければならない2023/11/25
numainu
0
評価C2023/07/19
Yanabod
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アメリカ史の近代から現代、トランプ就任直前までの歴史本。アメリカの歴史自体保守とリベラルの間を揺り動いてきたが、企業のグローバル化に伴い、雇用の問題、所得の問題が更に顕在化した結果、今日の状況にたどり着く。最後に「アメリカ史ばかりか人類史そのものが、不気味な濃霧につつまれ始めているようにみえる。」は予見としては的確である。だがまさか未知のウイルスがさらに拍車をかけるとは思わなかったはず。歴史に学ぶことは多い。2021/01/11
uchiboha
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ようやく読み終わった 今まで読んだアメリカ史の本で一番わかりやすかったような。 ずっとおなじことをくりかえしている 景気悪くなる→対策する→回復するけどシワ寄せが来る→つけ払わされる2020/03/08