内容説明
男性中心の清朝末期の社会で、西太后が48年間政治権力の座にあったことは特筆すべきであろう。そのうえ、内憂外患の時代、政権の運営は困難であった。同治帝の即位とともに官僚たちの洋務運動を認めたが、光緒帝の戊戌変法は弾圧し、多くの人を犠牲にした。そして八カ国連合軍に宣戦布告するものの敗れ、革命運動を台頭させることとなったのである。
目次
内憂外患の時代と西太后
1 太平天国と洋務運動の時代
2 日清戦争の時代
3 戊戌の政変
4 西太后と義和団運動
著者等紹介
深澤秀男[フカザワヒデオ]
1935年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程中退。専攻、中国近代史・キリスト教史。岩手大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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