世界史リブレット人<br> 曽国藩―天を畏れ勤・倹・清を全うした官僚

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世界史リブレット人
曽国藩―天を畏れ勤・倹・清を全うした官僚

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  • サイズ A5判/ページ数 128p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634350717
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C1322

出版社内容情報

清代の官僚であり、太平天国の乱の鎮圧に活躍した曽国藩は、読書・学問を愛し、天命に従い勤勉・倹約・清廉を旨とする生涯を貫いた。彼が生身の人間として中国の近代史をどう生きたかに迫る。

内容説明

曽国藩は、太平天国の鎮圧者、洋務運動のパイオニアとしてよく知られているが、歴史の見方によってさまざまな評価を受けてきた。そのため、人間曽国藩の実像がややもすれば不明確となっている。本書では、曽国藩がエリート官僚である前に、読書・学問を愛した宋学の求道者として、天命に従い勤便・倹約・清廉を旨とする生涯を貫いたことをふまえ、彼が生身の人間として中国の近代史をどう生きたかに迫る。

目次

曽国藩の評価
1 生い立ち―家族とのきずな
2 北京における官僚生活
3 太平天国と湘軍
4 中国の近代化のはじまり
5 天津教案と外交

著者等紹介

清水稔[シミズミノル]
1945年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専攻、中国近代史、近代日中文化交流史。佛教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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新田新一

39
主に中国の清の時代に活躍した政治家曽国藩の生涯を詳しく解説した一冊。歴史的な観点から見れば、曽国藩は太平天国の乱を鎮静化し、洋務運動を推し進めた人物ですが、人間的な魅力があり、尊敬したくなります。例えば、私腹を肥やすのには有利な立場でしたが、それは全く行わず清廉な人生を貫きました。強い責任感の持ち主でもあり、太平天国との戦いが行き詰った時、入水自殺を試みました。大変な読書家であり、名文家としても有名。家族や親族にも読書を勧めていました。読書によって精神を鍛練したはずで、本好きとしては嬉しいです。2025/09/02

MUNEKAZ

21
曽国藩の評伝。彼の人格を形作った思想的なルーツに触れつつ、太平天国の鎮圧、洋務運動など清末の激動期を駆け抜けた生涯をコンパクトにまとめる。著者の評価である「心力労苦の英雄」というのがまさにという感じで、伝統的な士大夫意識を持つ、よくも悪くも真面目で優秀な官僚という印象。個人としては保守的な思想を持ちながら、西洋の技術を取り入れるのに躊躇しない柔軟性も併せ持つ。李鴻章など彼が登用した人材が、のちの中国を支えたこともポイントが高い。「真面目」「保守的」「改革者」を兼ねるならば、現代中国で評価が高いのも頷ける。2022/06/17

ピオリーヌ

12
2021年の刊。毀誉褒貶の激しい人物である曽国藩。清末期には激賞、中華人民共和国建国期には罵倒され、近藤秀樹『曽国藩』1966年では革命史観にどっぷり浸かった著者のスタンスが垣間見れる。(漢奸とまで曽国藩は罵倒される)一方、本書はその実像に迫っているように思える。曽国藩について「沈思黙孝・謹厳実直・道徳臭の強い反省マニア・刻苦勉励型の人である。まさに彼は心力労苦の英雄であったといえよう」とされている。他、太平天国の乱・対外情勢についても良く纏まっておりお薦めの一冊。2021/07/14

さとうしん

10
太平天国の乱の鎮圧、洋務運動と曾国藩の事績だけでなく、曾国藩の体現する教養、天地会などのその他の民衆反乱、当時の排外感情、そしてそもそも中国の近代化とは……と、背景も含めてコンパクトにまとめている。図表類もよく整理されている。2021/03/14

電羊齋

8
曾国藩の評伝。生い立ち、官界での曾国藩、太平天国鎮圧と洋務運動での活動、外交懸案の処理など曾国藩の生涯についてよくまとまっている。注や説明も充実している。曾国藩の思想形成について多くの紙数が割かれており、「沈思黙考・謹厳実直・道徳臭の強い反省マニア・刻苦勉励型の人である」(p120)という人物像と彼の処世術をうまく描き出している。近年の中国では曾国藩は人気が高いが、歴史的な評価の転換以外にも、そうしたパーソナリティが現在の中国人を引きつけている部分もあるのかなと感じた。良書。2021/03/07

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