出版社内容情報
サファヴィー朝を滅亡寸前の状態から甦らせて、現代イラン国家の礎を築いたシャー・アッバース1世。古都イスファハーン市外に壮麗かつ緑あふれる新街区を建設し、「世界の半分」とうたわれる繁栄をもたらした。アッバースは大胆な改革者でありながら、現実的な保守主義者でもあり、内面に多くの矛盾をはらんだ複雑な人物であった。彼の生涯をたどりながら、その「国造り」を詳しくみていく。
内容説明
サファヴィー朝を滅亡寸前の状態から甦らせて現代イラン国家の礎を築いたシャー・アッバース1世。古都イスファハーン市外に公園都市ともいうべき壮麗かつ緑あふれる新街区を建設し、「世界の半分」とうたわれる繁栄をもたらした。新たなモスクも、港も、通貨もみな彼の名を冠して呼ばれた。アッバースは大胆な改革者でありながら、現実的な保守主義者でもあり、内面に多くの矛盾を孕んだ複雑な人物であった。彼の生涯をたどりながら、その「国造り」を詳しくみてみよう。
目次
世界史のなかの「イラン」とアッバース1世
1 アッバースの生まれた頃の世界
2 帝国再建への道
3 進撃と大建設の時代
4 イスファハーンは世界の半分
5 ハウスホールド帝国の光と影
著者等紹介
前田弘毅[マエダヒロタケ]
1971年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。博士(文学、東京大学)。専攻、西アジア(イラン・グルジア)史、コーカサス地域研究。現在、東京都立大学人文社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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