世界史リブレット人<br> アッバース1世―海と陸をつないだ「イラン」世界の建設者

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世界史リブレット人
アッバース1世―海と陸をつないだ「イラン」世界の建設者

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  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634350458
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C1322

出版社内容情報

サファヴィー朝を滅亡寸前の状態から甦らせて、現代イラン国家の礎を築いたシャー・アッバース1世。古都イスファハーン市外に壮麗かつ緑あふれる新街区を建設し、「世界の半分」とうたわれる繁栄をもたらした。アッバースは大胆な改革者でありながら、現実的な保守主義者でもあり、内面に多くの矛盾をはらんだ複雑な人物であった。彼の生涯をたどりながら、その「国造り」を詳しくみていく。

内容説明

サファヴィー朝を滅亡寸前の状態から甦らせて現代イラン国家の礎を築いたシャー・アッバース1世。古都イスファハーン市外に公園都市ともいうべき壮麗かつ緑あふれる新街区を建設し、「世界の半分」とうたわれる繁栄をもたらした。新たなモスクも、港も、通貨もみな彼の名を冠して呼ばれた。アッバースは大胆な改革者でありながら、現実的な保守主義者でもあり、内面に多くの矛盾を孕んだ複雑な人物であった。彼の生涯をたどりながら、その「国造り」を詳しくみてみよう。

目次

世界史のなかの「イラン」とアッバース1世
1 アッバースの生まれた頃の世界
2 帝国再建への道
3 進撃と大建設の時代
4 イスファハーンは世界の半分
5 ハウスホールド帝国の光と影

著者等紹介

前田弘毅[マエダヒロタケ]
1971年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。博士(文学、東京大学)。専攻、西アジア(イラン・グルジア)史、コーカサス地域研究。現在、東京都立大学人文社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

17
イランの歴史を知りたくて、本書を読みました。イランを世界的な帝国に育て上げたサファビー朝のアッバース1世の生涯が描かれています。アッバース1世は勇猛果敢で、他の国の軍事や文化の良さを受け入れる柔軟な精神を持っていました。サファビー朝は、アッバース1世のもとで、空前の繁栄を迎えます。ヨーロッパ人との交流もあり、その記録が残っているそうです。今イスラム世界とキリスト教世界の対立が先鋭化していますが、平和的なものではないにしても、この本で書かれている共存の状態に戻れないものかと思いました。2024/05/10

MUNEKAZ

16
サファヴィー朝の全盛期を築いたアッバース1世の評伝。決断力、苛烈さ、慎重さ、どれをとっても「こりゃ英雄だわ」と納得の力量。またコーカサス地方出身者を、政権の中心の登用した点も強調している。軍事を担当する遊牧民とそれを支えるイラン系官僚という、イスラーム政権の伝統的な体制を崩し、新たな人材登用を図った。これは幼少期から権力闘争の嵐に揉まれた故の対策か。サファヴィー朝を近世のイスラーム帝国に生まれ変わらせ、現代イランへの宗教と領土のアイデンティティを遺した傑物である。2023/04/09

ピオリーヌ

13
個人的にイランといえば、テュルク系武人が軍事を担い、イラン系官僚が行政機構を支える社会というイメージだったが、アッバース一世の治世以降、シャーの取り巻きによる一極集中の帝国にその姿を変えたという。十二イマーム・シーア派を根付かせた点等、彼が現在のイランに与えた影響は極めて大きい。2022/04/08

竜王五代の人

3
ティムールから約2世紀あとのイランの、サファヴィー朝の中興の主アッバース1世。その名はイランの軍港バンダル・アッバースに残る。なんというか、確かに征服もおこなったけど、むしろ内政の充実のほうが目立つ人だ。辺境から人材を徴収するというのは、要は君主以外に頼りどころのない者ということか? 明るく活発な好男子だけど、さらっと虐殺や無惨なことするあたり怖い人だと思う。2024/02/26

sovereigncountr

3
サファヴィー朝/サファヴィー帝国の概論は、日本語で読めるものが比較的少ない。そんななかで本書は、アッバース1世にフォーカスしつつも、サファヴィー史を通観する上でも良書と言えよう。2022/10/23

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