世界史リブレット<br> 安禄山―「安史の乱」を起こしたソグド軍人

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世界史リブレット
安禄山―「安史の乱」を起こしたソグド軍人

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  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634350182
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C1322

内容説明

唐朝を大いに乱し、その後の唐の衰退のきっかけをつくったとイメージされる安禄山。しかし中国史の枠から離れてみると、ダイナミックな彼の人生が浮かび上がってくる。東ユーラシアに広がるソグドネットワークを利用した情報収集力と蓄財力。そして突厥の有力氏族の血を引くことを背景に、聖俗両面の権威をもって遊牧諸族を統率する力。8世紀の東ユーラシアの歴史の動きのなかで、安禄山をとらえなおしていく。

目次

安禄山とその時代
1 安禄山の誕生とその時代背景
2 唐における安禄山
3 「安史の乱」前夜
4 安禄山のめざした世界とその後

著者等紹介

森部豊[モリベユタカ]
1967年生まれ。愛知大学文学部卒業。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。専攻、唐・五代史、東ユーラシア史。現在、関西大学文学部教授。博士(文学・筑波大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

8
(図書館)安禄山自身の記載はほとんどなく、その時代背景や地理的な考察がメイン。画像もパッとせず、読んでいてあまり面白くない。2018/11/24

MUNEKAZ

5
安禄山自身ではなく、彼の反乱の背景となった唐朝の国際関係やソグド人のネットワーク、突厥ら遊牧民族の興亡などにスポットを当てた一冊。前半から中盤はこうした背景が短いながらも濃密に描かれ、なかなかヘビーだったが、最後に婚姻や宗教を結節点にしてすべてが安禄山個人に収束し、反乱へと至る流れは面白かった。のちにユーラシアを吹き荒れることとなる「征服王朝」の先駆けとして「安史の乱」を捉えるなど、薄い本ながらも濃い内容だった。2017/06/22

電羊齋

5
安禄山という人物の背景として、東ユーラシアに広がるソグド人ネットワーク、ゾロアスター教を介した安禄山とソグド人との結びつき、突厥の有力氏族の血を引く聖俗両面での権威などを指摘しており、非常に面白く読めた。それから、現在の中国史・東洋史分野では石刻史料を利用した研究が非常に活発化しているが、安禄山そして唐代中国におけるソグド人についての研究もその例外ではないことがわかった。2015/01/10

韓信

5
ソグド研究の第一線で活躍する著者による安禄山評伝。8世紀前後の東部ユーラシアにおける諸民族の移動・興亡から安史の乱を読み解いており、短い紙幅に歴史のダイナミズムを凝縮した濃い内容。個人的に興味深かったのは安史軍の民族構成。奚・契丹との婚姻・仮父子結合、ソグド系を含む突厥に対する阿史徳血統とシャーマニズムによる聖俗両面の権威による統率、ソグドとの祆教を介した宗教・文化的紐帯等々、安史軍が安禄山個人と各民族の縦の繋がりのみで維持されていたことが如実に描かれ、反乱失敗の分析は説得的だ。いまのとこ今年一番面白い本2013/08/11

宣和堂

3
安禄山の薄い本。内容的には安禄山と史思明をソグド系突厥と定義して、唐代の突厥、ソグド、契丹を支持母体に平盧、范陽、河東節度使を纏めて反乱に至ったとしている。ソグドや突厥に関しては目新しい説があるわけではないが、新出の出土資料を元に説を強化している。ただ、同様のネタの森安孝夫『シルクロードと唐帝国』に比べると地に足がついた展開という印象。ソグドネットワークがユーラシア東西でアッバース革命と安史の乱を画策した!を超えるインパクトはそうそうないか…。2013/07/07

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