内容説明
世界の先進国がかつて経験し、現在でも多くの発展途上国が取り組んでいる近代国家建設とは、なにを意味するのだろうか。三〇〇年におよぶスペインの植民地支配から独立したメキシコは、二十世紀前半のメキシコ革命によって、独裁体制の打倒、政治・経済・社会構造の改革を成しとげた。大量の国民の血を流し、現代メキシコ社会の基礎を築き上げた革命の原因と闘争過程をわかりやすく紹介する。
目次
メキシコ革命とは
1 ディアスの時代
2 革命闘争の過程
3 国民国家の建設過程
4 革命の成果
著者等紹介
国本伊代[クニモトイヨ]
1938年生まれ。東京外国語大学スペイン語科卒業。東京大学大学院社会科学研究科、テキサス大学大学院史学研究科修了・Ph.D.(歴史学博士)。専攻、歴史学・ラテンアメリカ近現代史。現在、中央大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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