内容説明
騎馬遊牧民というと、文明の破壊者、野蛮な殺戮者というイメージをもっている人が多いようだ。しかしヘロドトスや司馬遷は、彼らを正当に評価していた。ユーラシアの草原地帯で、彼らは簡素だが合理的な社会生活をいとなみ、先進文明地帯であるメソポタミアや中国とも互角にわたり合える軍事力を具えていた。また彼らはシルクロードを支配して、東西文化の交流にも大きな役割を果たした。騎馬遊牧民がどのようにして生まれ、国家を築くようになっていったかを、文献史料と最新の考古学資料から探ってゆくことにしよう。
目次
ユーラシア草原地帯とは
1 騎馬遊牧民の誕生
2 スキタイの起源
3 草原に花開いたスキタイ美術
4 遊牧国家、匈奴の勃興
5 匈奴の隆盛から衰退へ
著者等紹介
林俊雄[ハヤシトシオ]
1949年生まれ。東京教育大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻、中央ユーラシアの歴史と考古学。現在、創価大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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