内容説明
十九世紀以降に理想とされてきた女と男と子どもの関係は、それ以前から形づくられてきたマンタリテ(人間の感じ考えるその仕方)や、ソシアビリテ(社会的結合関係)に、すでにその萌芽が埋め込まれていた。人が家族のうちに求める親密性や、社会における公私の境界が、それに先立つ数百年のあいだに、徐々に再編成されつつあったからである。本書では、十六~十八世紀の、とくにフランスで見られた変化に光をあてながら、近代社会を再考していく。
目次
女と男と子どもの関係史
1 グーテンベルク以降の表象世界
2 生きられた空間
3 識字率の向上と性差
4 親密性の変容と政治空間の再編
著者等紹介
長谷川まゆ帆[ハセガワマユホ]
1957年生まれ。名古屋大学文学部卒業。名古屋大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専攻、フランス近世社会史。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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