内容説明
中世グローバリズムの中核を築いたイスラーム社会は、ユダヤ教、キリスト教などの異宗教や異文化を、対立軸とすることなく包含し、アジア、ヨーロッパ地域とも活発な交易活動をおこなってきた。ガラス器をはじめとする美術工芸品にも、その多様な文化の片鱗が現れている。本書では、宗教や政治の枠を越え、より身近に共感できる「モノ」の歴史を紐解く。
目次
1 イスラーム美術と考古学
2 ガラスの技法と歴史
3 ガラスに見るイスラームと異宗教・異文化
4 東西交易の商品としてアジアへ
5 地域と時間をこえてヨーロッパへ
著者等紹介
真道洋子[シンドウヨウコ]
1960年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学文学研究科後期課程単位取得退学。専攻、中近東ガラス文化史。現在、中近東文化センター研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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