内容説明
明治以来、日本がヨーロッパから学んだものは、技術中心の近代文明であった。人びとは、物質的な豊かさに達することによって精神的な豊かさを手にすることができると信じてきた。しかし、その豊かさを体験した今、人びとが手にしたのは心の荒廃であり、心の貧しさでしかなかった。今こそ私たちは、ヨーロッパの社会と文化を支えてきたキリスト教の精神に注目すべきではないだろうか。中世の修道士たちが聖書をいかに理解し、生きてきたか。その具体的な姿を時代の変化を通して描き、ヨーロッパの心を探究する。
目次
日本人にとってのヨーロッパ
1 修道士はいかにして生まれたか
2 聖ベネディクトゥスの世紀
3 クリュニー修道院
4 シトー会修道院
5 托鉢に生きた人びと
6 騎士修道会の理念と現実
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