内容説明
一家に一冊、通史で読む郷土の歴史。地域で活躍した人物や歴史上の重要事件を、県民の視点で平易に叙述しました。
目次
1章 青森県の黎明
2章 古代蝦夷の時代
3章 北の激動の時代―古代から中世へ
4章 鎌倉・建武政権と「北の中世」
5章 躍動する北の世界
6章 近世北奥世界の開幕
7章 藩政の展開と北奥民衆の生活
8章 藩政の崩壊と北奥民衆
9章 近代の青森県
10章 現代社会の出発
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
futabakouji2
8
青森県のことが知りたくて、本書を読んだ。江戸末期ロシア対策のために、弘前、八戸藩、盛岡藩は防衛費で財政は火の車。飢饉により領内は不安定。コメの名所と思いきやそれは戦後になってから。安東氏の十三湊もあるわで色々知らないことを知れた。2019/12/08
moonanddai
7
十三湊の安東氏目線のみならず、津軽氏や南部氏などなど地域的に北奧というものを見直してみようと思いました。確かに鎌倉北条のみならず、義満幕府、豊臣統一政権、徳川の対外政策、つまりは対中国、そしてひいてはシベリア極東地域との関係まで視野を広げた中で、(ある意味)「翻弄されてきた」地域とも言えそうです。もちろんそこには蝦夷地、北海道も含まれて来るのですが…。ともあれ、よく言われる津軽・南部の確執の歴史も出てくるわけですが、なるほどねと思ってしまいます。そういえば津軽藩主を狙った相馬大作事件には触れていないなあ。2024/10/01
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