出版社内容情報
海を介して伝わった多様な文物が、特徴ある文化や産業を形づくってきた千葉県域の歴史と文化を読み直す!下総・上総・安房三国の成立と地理的特徴、頼朝を補佐した幕府成立の立役者両総平氏、水運の発達で全国に知られていく醤油などの特産物、戦後の発展を象徴する一大事業京葉臨海工業地帯の造成ほか。
内容説明
海を介してやってきた多様なモノや人が、特徴ある文化や産業を形づくってきた!下総・上総・安房三国の成立と地理的特徴、頼朝を補佐した幕府成立の立役者両総平氏、水運の発達で全国に知られていく醤油などの特産物、戦後の発展を象徴する一大事業京葉臨海工業地帯の造成―。
目次
[口絵]文化財で見る日本史のなかの千葉県(五〇〇〇年前のムラの跡が広がる日本最大級の貝塚 加曽利貝塚;古来より人々の信仰を集めた、律令国家の東の守り 香取神宮;日蓮宗の展開を現在に伝える、法華経寺と日蓮宗寺院;房総随一の近世城郭佐倉城と、千葉氏・里見氏ゆかりの城;伊能忠敬を生んだ「水郷の町」佐原の町並み ほか)
千葉県の歴史講義(“原始”国内最多の縄文貝塚が語るもの;“原始・古代”初期ヤマト政権と房総;“古代1”律令制下の房総三国;“古代2”寺院の創建と人々の祈りの姿;“中世”両総平氏の時代 ほか)
著者等紹介
吉野健一[ヨシノケンイチ]
1969年生まれ。公益財団法人千葉県教育振興財団文化財センター主幹兼調査第一課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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縄文海進で房総半島はほぼ島のような姿に 貝塚は生活の場であり祈りの場でもあった 源頼朝が安房国上陸し千葉常胤ら房総平氏率いて関東武士を糾合 平将門の乱は東国中央政権からの自立シンボルとして伝説化 成田山新勝寺は江戸時代に庶民信仰を集め全国的に著名に 県内に1000箇所以上の城郭跡 房総の醸造業が大きく発展 房総の干鰯 房総商人は江戸文化人の経済的支援者 日蓮宗盛んな房総には僧侶の学問所檀林が多数開設 1873年木更津県と印旛県合併で千葉県が成立 京葉臨海工業地帯と成田国際空港 元禄地震関東大地震で甚大被害2025/04/27